桜紀行 そのさん

5月6日 十和田湖→角館→銀山温泉(一泊)

山の上はとにかく寒い。
前日21:00台からグーグー寝ていたので、疲れはまったくなかった。
6:00頃には目が覚めたので、朝風呂を浴びて出立準備を整えてました。

 やはり8:00に十和田湖温泉を出発して、次に目指すのは東北の小京都"角館"ですよ。ここも武家屋敷と桜の名所ということなので、期待していたスポットでした。カーナビくんのレポートだと、現地到着予定は12:15。ありえなーい!(苦笑)

とにかくクルマでの旅行は、バジェットは旅費じゃなくて時間。とにかく時間を稼がないといけないということでがんばりました。一般道を飛ばして飛ばして現地到着10:45(笑)。やったね。


駐車場から目的地の武家屋敷通りまで、徒歩2分。目的の通りに足を踏み入れて、ため息が出ました。

これが武家屋敷のメインストリートの両側を飾る"しだれ桜"。ソメイヨシノの白とは異なり、淡いピンク。時々濃いピンク。こういうのは桜色と言った方がいいのかな!?

広い通りの両側からしだれ桜が枝を垂らしていて、武家屋敷の黒板塀と美しいコントラストを作り出していた。人力車とすれ違い、写真を撮っている観光客の動きもなぜかのんびりしていて、不思議なまったりとした時間が流れていました。

武家屋敷は無料のものがほとんどなんだけど、二つ有料のものがある。石黒家と青柳家をそれぞれ見学。とくに青柳家では小田野直武が挿絵を担当した"解体新書"がお目当てで、歴史の教科書で見たあの本がそこにありました。

通りをそぞろ歩いたあと、お昼ご飯に"稲庭うどん"をいただく。オーダーしてから20分待たされる間、格子戸の向こうに広がる通りと、そぞろ歩く観光客の様子を眺めていた。こんな風に、旅先で自分じゃコントロールできない時間をぼんやりと過ごすのが大好きなので、20分の待ち時間が全然苦じゃなかったよ。

なめこがたくさん入ったおうどんは、身体がほかほか暖かくなってうまかったが、ちと腹が減った。隣のスタンドで"比内鶏のネギマ"を買って、もぐもぐやりながらクルマに戻る。

角館を出発したのが13:00過ぎ。そのあと一気に銀山温泉へ移動。
レトロな風景を期待しつつも、泊まった宿は"銀山荘"。
まったく近代的な清潔な建物で、とても快適。

銀山温泉は冬の景色が幻想的で良いんだけど、GW頃はこんな感じ。
大正時代に建てられたレトロな旅館が建ち並び、けっこうムードがあります。温泉街の真ん中を川が流れていて、橋がいくつも架かっているんだ。そこを浴衣姿の湯治客が右に左に歩き回ってる。飲み屋も、射的場も、パチンコ屋もない小さな温泉街だけど、風情がありますよ。


とにかく宿に到着して、一風呂浴びた。
夕飯を食べたあと、浴衣と丹前、そして下駄……肌寒いのでボアコートを借りて、カランコロンと下駄の音を楽しみながらそぞろ歩きに出た。温泉街の橋の上では"花笠音頭"パフォーマンスが提供されていて、宵闇に浮かび上がる鮮やかな花笠の紅の色がひどく印象的でした。

最終日5月7日は、ゆっくり朝食をとったあと出発。
米沢で"上杉神社"に立ち寄ったあと一気に帰ってきました。
事故渋滞の1kmをのぞき、まったく渋滞なしの快適な移動でしたね。

桜が好きな人に見せてあげたい景色がいくつもありました。^^
楽しかった。行って良かったよ。^^

0 件のコメント:

コメントを投稿